繁忙期の傾向を次の募集に活かすために!
忙しかった繁忙期も終わり、賃貸業界はこれから閑散期に入ります。一年で一番目まぐるしい時期を終え、オーナー様や私たち不動産業者は、繁忙期に出来なかった仕事をやり始める時期となります。オーナー様の状況も様々で、繁忙期に空室が決まったオーナー様、タイミングが合わず空室が残ってしまったオーナー様、繁忙期の終わり頃に退去があり新たに空いてしまったオーナー様など、いろいろな方がいらっしゃると思います。
まだ、空室があるオーナー様は、閑散期の入居者募集をどのように仕切り直すを考えなければなりませんし、満室になったオーナー様も、次の退去があった時にどのような対策を取るかを考えておかなければならない時期です。変化の早い時代ですので、まずこの繁忙期の傾向をつかむことから始めたいと思います。
お客様の傾向や募集方法に変化が・・・
まずは、この繁忙期のお部屋探しのお客様の傾向を確認しましょう
すごいスピードで市況が変化しており、私たち不動産業者の営業エリアの中でも一概に状況が同じとはいえず、地域差が激しくなっています。公共施設や商業施設が新しく出来たり無くなったりすることで、その地域でお部屋探しをしている客層も微妙に変わってきたりします。また、昨年とは違うお部屋探しのニーズが出て来ている場合もあります。分かりやすい例では、インターネットが使えれば良かった時代は終わり、どのくらいの通信速度が出るのか、有料なのか無料なのかが大切な時代になってきているので、その変化をいち早く知っておくことは、今後の賃貸経営に生きるはずです。
続いては、お部屋の募集方法の変化を確認しましょう
今のお部屋探しはインターネット募集が主流ですが、そのサイトの情報量も、オーナー様が知らないうちに刻々と変化しています。掲載できる写真の枚数が増え、動画や360度パノラマ写真、現地に行かなくともVRで内見ができるというものまで出て来ています。
この繁忙期に、近隣のライバル物件の空室の募集方法にどういう傾向が見られたかを知っておき、例えばパノラマ掲載物件が少しずつ増え来ているのであれば、パノラマ画像になった時により魅力的に見えるように、オーナー様の物件そのものやお部屋の状態を変化させておくこともできると思います。
パノラマだと天井までしっかりと見えてしまいますので、照明器具の跡が残る壁紙はきちんと張り替えて、おしゃれに見える照明を設備として付けておくなどが考えられますよね。
オーナー様がお持ちの物件によっても今挑戦すべきかは違ってきますが、こういう変化を早めに知っておくことは今後の役に立つと思います。
「貸し方の工夫」を他者から学ぶ
お部屋の貸し方の工夫について確認しましょう
私たち不動産業者は他社物件も含めてたくさんの空室をご案内しますので、「工夫して成功していた物件」、逆に「工夫していたがさほど効果がなかった物件」のことを誰よりもよく知っています。
しばらく空室が多かった物件が家具付きになった途端に客付しやすくなった、モデルルーム化してあったお部屋が案内した時にお客様の反応がよかった、エントランスにオーナー様が育てているお花が飾られていて案内時の印象がよかったなど、様々な物件で「誰かがやっていた新たな工夫にはどんなものがあったか」、そのうち「どれが光っていたか」を知って、良さそうなものは真似してしまえばいいと思います。
例えば、洗濯機置場がとても狭いことがネックで決まりにくかった物件に、サイズに合う全自動洗濯機を予め設置して「不要な方は取り外します」と現地に書いておいたところ満室になった物件などは、正に工夫の勝利だと思います。工夫していたのにさほど効果が無かった物件についても、お客様をご案内する私たち不動産業者だからこそ気がつく改善ポイントがあります。
せっかくアクセントクロスにしたのにそのセンスがイマイチで、「白いクロスならよかった」とお客様に言われてしまう残念なケースなども、実はあるのです。
最新設備の事情を知っておきましょう
今の最新設備の事情を知っておきましょう
私たち不動産業者の密かな楽しみの一つに、繁忙期にたくさん竣工する新築物件をご案内する機会があると、今まで見たことがなかった新たな設備に遭遇することが出来る、ということが挙げられます。
本当に最近の新築物件は、私たち不動産業者でも驚くほど毎年改良を繰り返され、豪華になっています。テレビモニターホンに録画機能が付いていたり、wifi無料になっていたり、かっこいい洗面台が付いていたりするので、入居者様の目が肥えてしまうのは仕方ないのかもしれません。
ただ、注意しておかなければいけないのは、なんでもかんでも最新の設備を取り入れればいいわけではないということです。例にとれば、ガスコンロではなく電気コンロを付けたが、内覧に来られたお客様はガスがよかったと言われることもあります。
お金を掛けたのにマイナス効果になってしまっては、もったいないです。
そういった設備事情を知っておくことで、次に退去があった時のリフォームに取り入れるのか、入れないのかの参考にもなるので、今後の賃貸経営にも活かすことができるのではないでしょうか。
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