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仲介業者様へ
「なぜ、貸室が決まらないのだろうか？」
このような疑問を抱いているオーナー様も多いのではないでしょうか。募集を頼んでいる不動産会社に尋ねると、「景気が悪い」「お客様がいない」「インターネットの反響が悪くなった」「時期が悪い（繁忙期になれば）」という答えが返ってくるかもしれません。 でも、これがすべて「言い訳」だとしたら？ 募集を依頼している不動産会社が「やるべきことをやっていない」のが原因の１つだとしたら困った事態ですね。オーナー様の物件がしっかりと募集されているかをチェックしてみてはいかがでしょうか？ネット掲載状況をチェックする
まずは部屋を決めるための要（かなめ）はインターネットです。「お部屋を決めるためにインターネットに掲載しています」と誰もが言いますが、その掲載方法は様々なレベルがあり、効果も天と地ほどに違ってきます。オーナー様の貸室が「どのようにネットに流されているか」を確認してみましょう。
ご存知の通り、お部屋を探しているお客様を
インターネットで募集するには「ポータルサイト」に貸室情報を掲載します。この「ポータル」とは港 (port) から派生した言葉ですが、インターネット上で様々な情報を有していて多くの見込み客を集めるサイトを「ポータルサイト」と呼ぶようになりました。代表的なポータルサイトは「SUUMO(スーモ)」「HOME'S(ホームズ)」「at home(アットホーム)」の３つですが、その他にも地域によって有力なポータルサイトがあります。それぞれに費用がかかるので不動産会社が利用するサイトの数には限りがありますが、ひとつでも多くのサイトに掲載されれば多くのお客様に見ていただけます。募集を任せているオーナーとしては「どのポータルサイトに掲載されているか」を知りたいのではないでしょうか。
その上でオーナー様ご自身で「どのように掲載されているか」をご覧になってください。その際は下記の表の項目をチェックしてみるとよいです。
・多くの写真が掲載されているか ・写真が明るく見やすく撮れているか ・すべての部屋と設備が写っているか ・周辺施設の写真も紹介されているか ・間取図は見やすく作られているか ・コメント欄の文は適切で量も多いか
枚数が少ない、写真が暗い、ピンぼけしている等、物件の特徴が伝わってこないような掲載では問い合わせもきませんよね。
つぎに「他社にネット掲載を許可しているか」。不動産会社は、近隣の同業者にお客様の紹介を依頼するのが通常ですが、まれに自社で独占する会社があります。早く決まるなら良いですが「独占していて決まらない」というのはオーナー様のためにはなりませんね。ですので「ネット集客を独占していないか」も確認すべきです。
他の不動産会社に募集条件を流してお客様の紹介を依頼するには、
・図面の配布業者を使う ・FAXで図面を送る ・訪問して紹介を依頼する ・REINS(レインズ)に登録する
さて、早く決めるためには「その部屋や条件に家賃に見合った魅力があること」が前提ですが、「上手に募集すること」も必須の時代になりました。部屋が空いている時間は戻ってきません。「やるべきことをやってもらって」一日も早く空室をなくしましょう。
